台風が接近すると、多くの人が「物干し竿をどうすればいいのか」と心配になります。特に、強風で物干し竿が飛んでしまったら他の家や車、人に被害を与える可能性があるため、早めに対策を取ることが重要です。
台風時の物干し竿の扱い方は？
今回は、台風時の物干し竿の扱い方や対策方法、さらにストッパーの効果について詳しく解説します。物干し竿が台風で飛ぶ可能性はある？
まず、結論として、台風の強風によって物干し竿が飛んでしまうことは十分に考えられます。物干し竿は一般的に重さがあり、物干し台にしっかり固定されていることが多いので、飛ばされることはないと思いがちです。
しかし、実際には、強風が吹き荒れる台風時にはその固定された物干し台ごと倒れる可能性があるのです。
例えば、強風で物干し竿が窓ガラスを割る、物干し台が倒れて壊れる、物干し竿が人や子どもに当たって怪我をさせる、他の家の車に当たって損害を与えるといった被害が発生する可能性があります。
実際に、アパートの2階に設置されていた物干し竿が1階に停まっていた車に落下し、車を傷つけたというケースもあります。台風の規模によっては、物干し竿が大きな被害を引き起こすことがあるのです。
台風時の物干し竿対策は？
台風が来る際は、物干し竿をしまうのが一番安全な選択です。洗濯物は部屋干しに切り替え、物干し竿や物干し台もできる限り室内にしまうようにしましょう。
物干し台をそのまま立てた状態にしておくと、強風で倒れる危険があります。物干し台を倒して、さらにその下に物干し竿を置いて固定しておくと安心です。
特に、物干し竿の両端を穴に通すタイプの物干し台の場合、一見しっかりと固定されているように見えますが、強風が続くことで少しずつずれてしまい、最終的には飛んでしまうことがあります。
また、物干し竿を家の中に置けない場合は、地面に横たえて風で飛ばないように固定することでも十分な対策となります。この際、風で動かないように重石や紐などでしっかりと固定しておくことが大切です。
物干し竿ストッパーの効果は？
物干し竿用のストッパーを利用している方も多いと思います。通常の風や軽い強風であれば、ストッパーが物干し竿をしっかりと固定し、飛んでいくことを防ぐ効果は十分に期待できます。
しかし、台風のような強風が吹き荒れる環境では、ストッパーだけに頼るのはリスクが伴います。
台風の際、物干し台そのものが倒れてしまうことや、物干し竿がストッパーごと動いてしまう可能性があるため、ストッパーを使用していても物干し竿を外して片付けるのが最も安全です。特に強い台風が予想される場合、ストッパーを使用していても油断せず、物干し竿を外しておくことが推奨されます。
まとめ
以上の点を踏まえ、台風時の物干し竿対策を以下にまとめます。
- 台風が来る前に物干し竿を外してしまう
台風が接近する前に、物干し竿を物干し台から外しておきましょう。これが最も確実な対策です。 - 物干し台も一緒に倒しておく
物干し竿だけでなく、物干し台も強風で倒れやすいため、台風前に物干し台を倒しておくことが推奨されます。倒した物干し台の下に物干し竿を置いておくことで、さらに安全性が高まります。 - 穴に物干し竿を通すタイプの台でも外す
物干し竿の両端を穴に通すタイプの物干し台は一見安全そうに見えますが、実際には強風で少しずつずれて飛んでしまう危険があります。このタイプの物干し台も台風前には外しておくことが重要です。 - ストッパーを使用していても油断しない
ストッパーを使っていても、台風時には外してしまうのがベストです。強風ではストッパーだけでは不十分な場合があります。 - 飛びやすい物をすべて片付ける
物干し竿だけでなく、植木鉢や外に置いてある軽いものもすべて片付けましょう。これらが風で飛ばされると、物干し竿以上に危険です。
台風が近づくときは、これらの対策をしっかり行うことで、物干し竿や他の物が飛んで事故につながるのを防ぐことができます。
また、物干し竿だけでなく、窓ガラスの補強や外の飛びやすい物の片付けも忘れずに行い、安心して台風を乗り切りましょう。
