「土用の丑の日」で知られる「土用」は、実は四季ごとに訪れる重要な期間です。特に夏の土用は、体調や運気にも影響を与えるとされるため、過ごし方が大切になってきます。
この記事では、2025年の夏の土用期間がいつからいつまでか、土用中に避けるべき行動や、運気を上げるおすすめの過ごし方について詳しくご紹介します。
土用とは?
土用とは、二十四節気の「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の直前、約18日間続く期間のこと。
季節の変わり目にあたり、体調や環境の変化が激しくなるため、昔から慎重な行動が求められる時期とされてきました。
「土用」という名前は、「土旺用事(どおうようじ)」に由来し、土の気が最も盛んになる時期を意味します。この期間は、土を動かすことが禁忌とされ、慎重な行動が推奨されています。
一般的には「夏の土用」=「うなぎを食べる時期」というイメージが強いですが、実際には年に4回、春・夏・秋・冬それぞれに土用があります。
2025年の夏の土用期間はいつからいつまで?
2025年の夏土用の期間は、
7月19日(土)〜8月6日(水)
となります。
この期間の中で特に有名な「土用の丑の日」は、**7月24日(木)と8月5日(火)**の2回あります!
この期間は、無理をせず、エネルギーを養う時間とするのが吉とされています。
土用期間にしてはいけない3つのこと
1. 土いじりや草むしりなど土を動かすこと
土用期間中は「土公神(どくじん)」という土の神様が地中に宿ると信じられており、土を掘ったり動かしたりすると怒りを買い、災厄が降りかかるとされています。
庭仕事、草むしり、土を掘る工事などはできるだけ控えましょう。どうしても必要な場合は「間日(まび)」と呼ばれる、作業が許される日を選ぶと安心です。
(※2025年夏の間日は、7月20日、22日、31日)
また、真夏の屋外作業は体力を消耗し、熱中症リスクも高まるので、健康面でも注意が必要です。
2. 新しいことを始める
土用は変化が不安定な時期。新しいプロジェクト、転職、引っ越し、契約ごとなど大きな挑戦は避けた方が無難とされています。
気温や湿度の変化で体調も崩れやすく、集中力も低下しがちです。無理をすると失敗やトラブルを招く恐れもあるので、既存のことを整えたり、準備や見直しに力を注ぐ時期としましょう。
3. 無理をすること
土用は「休むべき時期」です。仕事や家庭のことで無理を重ねると、疲れがたまり、心身に悪影響が出やすくなります。
この期間は「できなかったこと」ではなく、「できたこと」に目を向けて、自分を褒めてあげる意識を持つことが大切です。焦らず、のんびりと、次の季節に備える心構えを持ちましょう。
夏の土用におすすめの過ごし方3選
1. 溜まった疲れを癒す
土用期間は、心と体のデトックス期間と考えましょう。
・睡眠をしっかりとる
・バランスのよい食事を心がける
・軽いストレッチや散歩で血流を促す
など、基本的なセルフケアを丁寧に行いましょう。たまった疲れをリセットすることで、秋以降の運気がぐっと上がります。
2. 好きなことをする
普段忙しくてできなかった趣味や、自分のための時間を意識して取ることも吉です。
映画を観る、カフェ巡りをする、好きな音楽を聴く、旅に出る……
ワクワクするような行動を選ぶと、波動が高まり自然と運気が上がります。
3. 瞑想をする
忙しない心を鎮め、内なる声に耳を傾けるには瞑想がぴったりです。
瞑想は、
・ストレス解消
・集中力アップ
・直感力の向上
に効果的で、土用期間にぴったりの習慣。
最初は1日5分でもOK。無理せず続けることが大切です。静かな朝や夜、リラックスできる空間で心を整えてみましょう。
土用期間に縁起が良い食べ物
夏の土用に縁起が良いとされる食材は、栄養価が高く、夏バテ防止にもなるものばかりです。
季節 | 縁起の良い食材 |
---|---|
春土用 | いわし、いちご、いも、大根、豆腐 |
夏土用 | うなぎ、うどん、きゅうり、すいか、かぼちゃ、梅干し |
秋土用 | さんま、さば、たけのこ、大根 |
冬土用 | ヒラメ、りんご、パプリカ、ひじき |
特に夏土用の「うなぎ」はスタミナをつける食材として有名ですよね。
また、きゅうりやすいかといった瓜類は、体の熱を冷ます働きがあり、暑さ対策にもぴったり。
梅干しも熱中症予防に効果的なので、積極的に取り入れましょう!
まとめ
2025年の夏土用期間は、7月19日(土)~8月6日(水)。
この期間は、無理をせず、心身を休めることが何より大切です。
土を動かす作業や新しい挑戦は避け、体調管理を第一に考えましょう。
また、好きなことをしてリフレッシュしたり、瞑想で心を整えたりすることで、運気を大きく引き寄せることができます。
縁起の良い食材もうまく取り入れ、夏の厳しい暑さを乗り越えながら、次の季節に向けてパワーを蓄えましょう!