お彼岸に欠かせない「おはぎ」の意味と簡単レシピ

食べ物

おはぎは、日本の伝統的な行事食で、春と秋のお彼岸に欠かせない一品です。しかし、なぜお彼岸におはぎが供えられるのか、その理由を考えたことはありますか?

実は、おはぎには先祖への感謝や邪気払いの意味が込められているのです。今回は、おはぎの由来やその意味、さらに簡単に作れるレシピをご紹介します。

お彼岸とおはぎの関係

お彼岸は、先祖を供養し感謝の気持ちを捧げる大切な期間です。お彼岸に供えられるおはぎは、特別な意味を持っています。

まず、おはぎに使われる小豆の赤い色は、古来から「邪気を払う力がある」とされてきました。そのため、小豆を使ったおはぎを先祖に供えることで、家族の健康や幸福を願う風習が生まれたのです。

また、秋のお彼岸には、秋の花である「萩(はぎ)」が咲くことから、「おはぎ」と呼ばれるようになりました。春は「ぼたもち」とも呼ばれ、季節の植物に由来しています。

このように、季節の移ろいを感じながら、先祖に感謝する行事としておはぎが親しまれているのです。

簡単に作れるおはぎのレシピ

おはぎを手作りするのは難しそうに感じるかもしれませんが、実は意外と簡単です。お正月に余ったもち米や小豆を使えば、時短で手軽に作ることも可能です。

今回は、冷凍保存しておいた小豆や市販のあんこを使った簡単なレシピを紹介します。

材料(22個分)
  • もち米:2合
  • 白米:1合
  • 冷凍小豆:500g(または市販のあんこ)
  • 砂糖:1/2カップ(お好みで調整)
  • 塩:小さじ1/2
  • きなこ:適量

もち米だけで作るのも良いですが、小さな子どもがいる家庭では、もち米に白米を混ぜると食感が柔らかくなり、食べやすくなります。

また、小豆を煮るのが面倒な場合は、市販のあんこを使っても問題ありません。

作り方

  1. あんこの準備
    冷凍しておいた小豆を使う場合は、流水で解凍し、鍋で軟らかく煮ます。砂糖と塩を加えて味を調え、好みの甘さになるよう調整しましょう。焦げつかないように水を少しずつ加えながら煮ると、滑らかなあんこができます。
  2. もち米を炊く
    もち米と白米を合わせて洗い、30分ほど水切りします。炊飯器に通常の水加減でセットし、炊きます。
  3. おはぎの形成
    炊き上がったご飯は、熱いうちに潰します。あんこで包むタイプときな粉をまぶすタイプで、ご飯とあんこの量を調整します。例えば、あんこで包む場合はご飯を小さめに、きな粉の場合はご飯を大きめに丸めます。
  4. 仕上げ
    あんこで包む場合は、ご飯を小さめに丸め、あんこを広げて包みます。きな粉のおはぎは、あんこを包んだご飯にきな粉をまぶして完成です。きな粉にはお好みで砂糖と塩を混ぜてください。

このレシピで、もち米2合と白米1合から、あんこのおはぎ10個、きな粉のおはぎ12個、合計22個が作れます。作りすぎた場合は冷蔵保存し、翌日中に食べきるのがおすすめです。

まとめ

お彼岸におはぎを供えるのは、先祖への感謝や小豆の赤色が持つ「邪気払い」の意味が込められています。市販のおはぎも便利ですが、手作りすれば自分好みの甘さに調整でき、家族と一緒に楽しむこともできます。

冷凍保存した小豆を使えば時短調理も可能なので、ぜひこの機会におはぎを手作りしてみてはいかがでしょうか。

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