お正月の風物詩である鏡餅を下げ、感謝と健康を祈る伝統行事「鏡開き」。
この記事では、2025年の鏡開きの日程や正しい方法、やってはいけないこと、もし忘れてしまった場合の対処法について詳しく解説します。
2025年の鏡開きの日程
2025年の鏡開きは 1月11日（土曜日） です。
通常、鏡開きは松の内（正月飾りを飾る期間）が明けた後に行います。
地域によって異なりますが、関東地方では1月7日に松の内が終わるため、1月11日に行うことが一般的です。
一方、関西地方では松の内が1月15日まで続くため、1月15日に行う地域もあります。自身の地域の風習を確認してみましょう。
鏡開きの由来と方法
由来
鏡開きとは、正月に神様の依り代として飾った鏡餅を食べ、無病息災を祈る行事です。
刃物を使うのは縁起が悪いとされ、木槌や手を使って「開く」ようにするのが特徴。割るという表現を避け、運気を「開く」意味が込められています。
正しい方法
- 刃物は使用しない
木槌や手で鏡餅を小さく分けます。切腹を連想させる刃物の使用は避けましょう。 - 丁寧に扱う
神様が宿った鏡餅を無駄なく食べることが重要です。
鏡開きでやってはいけないこと5選
- 鏡餅を食べずに放置する
鏡餅を食べることは神様の恵みを受け取る意味があります。放置すると運気を逃す恐れがあります。 - 包丁などの刃物を使う
縁を断つ象徴となるため、刃物で切るのはNGです。 - 「割る」という言葉を使う
言霊を重視する日本文化では「割る」の代わりに「開く」と表現し、縁起を担ぎます。 - 食べ残しや捨てる行為
神様の依り代を粗末に扱うことは運気を下げる行為です。全てを感謝していただきましょう。 - 松の内期間中に行う
松の内に鏡餅を開くのはタブー。松の内が明けてから行いましょう。
鏡開きを忘れた場合の対処法
もし鏡開きを忘れてしまっても、気づいたときに行えば大丈夫です。ただし、松の内期間中は避け、地域の風習に合わせて日程を調整しましょう。
1月20日までに行うのが目安です。
鏡餅を使った料理例
- おしるこ
鏡餅をおしるこにして食べるのは、小豆に魔除けや健康祈願の意味があるためです。 - お雑煮
地域ごとの味付けで楽しめるお雑煮も定番です。 - 揚げ餅
揚げた餅に醤油を絡めた簡単なアレンジも人気です。
まとめ
鏡開きは、正月に訪れた神様の力を授かる重要な行事です。
正しい方法を守り、縁起を担ぐことで新年の健康と幸運を願いましょう。鏡開きを忘れた場合も、気づいたときに行い、神様への感謝を形にすることが大切です。
今年の鏡開きもぜひ丁寧に取り組んでみてください。
