【2025年版】寒中見舞いはいつからいつまで?書き方と文例集

常識・マナー

新年を迎えると、年賀状のやりとりを通じて親しい人々とご挨拶を交わすのが日本の伝統です。しかし、寒中見舞いについてはあまり馴染みがないという方も多いのではないでしょうか。

暑中見舞いが「暑い時期の健康を気遣う便り」であるのに対し、寒中見舞いは寒い時期に送る心遣いの一つです。今回は、寒中見舞いを送る時期やその書き方、さらに文例集をご紹介します。

これを機に寒中見舞いの作法を知り、大切な人へ気持ちを伝えてみませんか?

寒中見舞いとは?いつ出せばいいの?

寒中見舞いは、寒さが厳しい時期に相手の健康を気遣う便りです。

出す時期は松の内(お正月飾りを飾る期間)が明けた後から立春の前日までとされています。

2025年の具体的な期間

  • 関東をはじめほとんどの地域: 1月8日(水)~2月2日(日)
  • 関西: 1月16日(木)~2月2日(日)

松の内の期間が地域で異なるため、相手の住む地域の習慣に配慮することが重要です。

送るシチュエーション

寒中見舞いは以下のような場合に送られます:

  1. 年賀状の返礼が松の内を過ぎてしまった場合
  2. 喪中であることを知らずに年賀状を送ってしまった場合の謝罪
  3. 喪中の相手から届いた年賀状への返礼

特に年賀状の返礼として用いる場合は、松の内を過ぎたらできるだけ早く送るのがマナーです。

寒中見舞いの書き方と構成

寒中見舞いの基本的な構成は以下のとおりです:

  1. 季節の挨拶文: 「寒中お見舞い申し上げます」など。
  2. 相手の体調を気遣う文: 「寒さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか」。
  3. 日付: 例「令和6年1月」。

特定の事情がある場合(年賀状の遅延や喪中など)は、その説明を挿入します。

また、句読点は使わずに改行やスペースで読みやすくするのが伝統的な書き方です。ただし、近年は句読点を使っても問題ないとされています。

寒中見舞いの文例集

1. 年賀状の返礼が遅れた場合

寒中お見舞い申し上げます

このたびはご丁寧な新年のご挨拶をいただき誠にありがとうございました
新年のご挨拶が遅くなり申し訳ございません

皆様には佳き年をお迎えなされましたご様子 心からお喜び申し上げます
本年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げますとともに 皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます

令和6年1月

2. 喪中であることを知らずに年賀状を送った場合の謝罪

寒中お見舞い申し上げます

このたびは ご服喪中とは存じ上げず 新年のご挨拶を差し上げましたこと 深くお詫び申し上げます
お悔みにも伺えず大変失礼いたしました

寒さ厳しき折 どうぞお身体を大切にお過ごしください

令和6年1月

3. 喪中の相手から届いた年賀状への返礼

寒中お見舞い申し上げます

お年賀状をいただきありがとうございました
皆様には佳き年をお迎えなされましたご様子 心からお喜び申し上げます

昨年〇月に母が他界いたしましたため 年末年始のご挨拶を控えさせていただきました
本来ならば早々にお知らせ申し上げるべきところ 年を越してしまい深くお詫び申し上げます

本年が皆様にとりまして良い年でありますよう 心からお祈り申し上げます

2025年1月

まとめ

寒中見舞いは、年賀状が遅れた場合や喪中の際の挨拶として便利なツールです。

近年はメールやSNSでの挨拶が増えていますが、特に目上の方に対しては、手書きの寒中見舞いが丁寧な印象を与えます。

季節の便りとしての寒中見舞いを活用することで、相手への配慮や心遣いを表現できるでしょう。

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